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お気に入りのインプラント

仕事、育児、家の一切を一人で取り仕切ってきた妻には、いよいよ頭が上がらなくなったのだが……。 そんなわけで、いまでは朝食後にリビングの掃除をし、食後の皿洗いをするのが私の役割となった。
汚れた場をきれいに整えることで、自分自身の心がスッキリするという利点もある。 「そうじ風水で運がよくなる」といったテーマの本も人気があるようだが、確かに居住まいがよくなって、頭がさえてくるのを実感する。
爪もみ・やり方左右十本の指の爪の生え際の角を、反対側の手の親指と人差し指の両側からギュッとつまむ。 少し痛いなと感じるくらいの強さで、十秒ずつ押しもむとよい。
一旦一から三度を目安に、継続する。 家庭療法爪もみは、刺絡療法の家庭療法版として考案したものである。
健康雑誌で提唱して以来約十年、支持を得ている。 誰でもどこでも手軽にできる治療法として紹介し、大きな反響があった。
ハガキには、不眠・高血圧・高血糖・メニエル病・うつ・便秘・腰痛・頭痛・パーキンソン病など、さまざまな症状が改善・緩和したと喜びの声が寄せられた。 爪もみのやり方・刺激する場所爪の生えぎわにある、両側の角(イラストで示した10箇所のポイント)をもみます。
薬指以外の四指は副交感神経を刺激し、薬指は交感神経を刺激します。 刺激のやり方爪の生えぎわの角を、反対側の手の親指と人さし指で両側からつまみます。

つまんだまま10秒ほど押しもみしてください。 「少し痛い」と感じるくらいの強さで刺激します。
厳密な位置にこだわらなくても、刺激はきちんと伝わります。 1日2〜3回を目安に繰り返して、また、強いストレス状態にある人は、爪もみ時に腹式呼吸を取り入れてください。
まず、鼻から息を吸います。 次に口からゆっくり吐き出すときに爪もみを行ってください。
私自身も、仲間の医師や鋪灸師たちも、患者さんには自宅で爪もみをするようにすすめている。 とくに、夜寝る前に爪をもむと、そのままスーツと熟睡できるという話をよくきいている。
自分がうつのど真ん中にいたころは、爪もみのことは忘れていたのだが、しばらく経ってから気がついてやってみると、体の末端から血流がよくなっていくのが感じられる。 自律神経が自然と整えられ、気持ちが落ち着くのでみなさんにおすすめしたい。
本当に無気力になっている病人には、家族が爪もみをしてやってもよいだろうし、少し気力が回復してきたら、ぜひ自分の手で爪をもんでみてほしい。 そのうちに体がポカポカしてくるのがわかるだろう。
このように、「自分自身の力で体をよくすることができる」と実感することも、病気を治す上で非常に大切な感覚なのである。 その二、つむじ押し・基本のやり方つむじに両手の人さし指、中指の腹をあて、気持ちよいと感じる強さで、リズミカルに二十回程度押す。
その後、イラストのラインを参考に刺激していく。 そのころ、何気なく頭頂部のくぼみを押すと、ちょっと触っただけでもビリビリッとした痛みが走るほどだった。
しかし、押していくうちに、その痛みが徐々に和らぎ気持ちがよくなるのが感じられた。 うつ状態ながらも、「あつ」と思うほどそのときの印象は強烈で、私は治療に復帰してからさっそくこの「つむじ」を中心とした「頭寒足熱理論」による治療を試みるようになった。
現在では、これまでの治療の流れのなかにこの「つむじ刺激」を取り入れている。 もある。

うつがひどかったころ、私の頭部はひどくうっ血し、顔面から頭皮は真っ赤でまるで「赤鬼」状態あった。 頭に血が上ってしまった分、横隔膜から下は血液不足だったのではないだろうか。
つむじを探してみましょう。 自分の指で頭のてっぺんから前後左右を探ってみてください、直径1センチほどのくぼみがつむじです。
2つ以上のくぼみがある方もいますが、押すと強く痛みを感じる場所を刺激します。 つむじを中心に広がる8本の線に沿って、刺激していきます。
つむじから下のほうに向かって少しずつずらしながら押します。 痛みを感じる箇所は、集中的に刺激しましよう。
A1とA2、B1とB2というふうに、対称したラインをセットで行ってください。 A1:つむじから頭部の中央、額、眉間、鼻筋、あごの付け根を結ぶライン。
A2:つむじから後頭部の中央を通って首の付け根の骨に至るライン。 B1:つむじから右耳のほうに下がり、こめかみを通って顎関節の付け根までのライン。
B2:つむじから左耳のほうに下がり、こめかみを通って顎関節の付け根までのライン。 C1:耳の後ろにある骨と後頭部の中心を通るA2の間にある大きなくぼみ。
を通り、首の付け根を結ぶライン。 C2:つむじから左側のくぼみの中央を通り、首の付け根を結ぶライン。

D1:つむじから右のこめかみ、頬骨の下のくぼみを通ってあごの付け根までのライン。 D2:つむじから左のこめかみ、頬骨の下のくぼみを通ってあごの付け根までのライン。
うつ病は、東洋医学では「気」が閉ざされる病ともよばれている。 これは、全身のエネルギーが頭に滞留し、あらゆる活動性が失われてしまう病と解釈できるだろう。
頭にエネルギーが上ったままでは、体のエネルギー循環はストップしてしまう。 血流や体液の流れが滞れば、体の活動性はますます低下するという悪循環に陥るわけだ。
「気」を流すことがうつ克服のポイント詳しくは後述するが、「つむじ刺激」を導入してからは、それまでは半年以上改善に時間のかかったうつ病の患者さんが、一カ月ほどで軽快するなど、治療に著しく効果が上がるようになっている。 つむじは、全身に気(東洋医学でいう生命エネルギー)を通し、閉ざされた心を開くポイントと言えるだろう。
つむじ押しは、こうした「つむじ刺激」の家庭療法版。 うつだけでなく、あらゆる不調に効果の出るポイントなので、ぜひ試みてほしい。
よって、なかなか治らない、治せないという状況に陥る。 エネルギーも血液も体液も、すべての循環が悪化すれば、当然体は冷えていく。
うっは「冷え」の病でもある。 よって、いかに「気」を開き「冷え」を解消していくかが治療のポイントになる。

私の場合は、鋪灸治療や玄米などの食事、汗をかく入浴などによって閉ざされた「気」が徐々に流れ出し、そこに散歩や掃除などの運動、爪もみなどを加えることで「冷え」を一掃していくことができたように思う。 家庭での運動が難しい人は、スポーックラブでも地域のスポーツ活動でもなんでもよいから、参加するとよいだろう。
定期的な運動を積み重ねることによって、体にリズムが生まれ、沈滞していたエネルギーが活性化していくはずだ。 また、うつは患っている本人がつらいのはもちろんだが、周囲の人にとってもしんどい病気である。
妻も、私が「死にたい、いやだ」を繰り返していたときは、食事がノドを通らなくなり、ゲッソリやつれていた。 自殺願望のある病人を抱えたりしたら、それこそ目を離すことができず、神経を休める間もない。
周囲の人までもが共倒れにならないように、少しでもリフレッシュする時間を持って上手に付き合ってほしい。 最後に、江戸時代の医者・後藤艮山の言葉を述べておく。
「百病は一気の留滞により生ず病膜舷せざればその病は癒えず」江戸の名医の言葉が、気を通す免疫の理論と見事に一致するのである。 免疫ありがとう、自律とは自らを律すること。

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